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100年を彩った品種たち
あずみシリーズ

Episode 15 アスター・マイクロアスター
「お盆の切り花」だけではなく、ブーケ、
アレンジメントにもつかえるマルチプレーヤーに!

アスターは和名を「エゾギク」といい、古くから主にお盆の切り花として親しまれてきました。中国北部を原産地とする一属一種の春まき一年草で、日本へは江戸時代に伝えられました。属名のCallistephus(カリステファス)には「美しい冠」という意味があり、アスターの美しさを言い表していると言えましょう。

夏に咲く、花もちのよいアスタ―は、お盆に供える仏花として主に栽培されてきました。サカタのタネでは在来種の「くれない」と「緋茶仙」を交配してできた「三郷紅」を育成しました。しかし、アスターはフザリウム菌による萎ちょう病という土壌病害に弱いことが欠点だったのです。

くれない

緋茶仙

三郷紅

そこで萎ちょう病耐病性に比較的優れた「松本」シリーズを育成しました。育てやすく、よく枝分かれしてボリュームたっぷりの切り花が採れるようになったことで、生産者向けから、露地栽培で育てやすい花として一般家庭向けにも普及しております。さらにパステルカラーや、キクにはない鮮やかな花・青などの花色も登場し、バラエティー豊かになりました。

次に、仏花のイメージを覆し、『恋人に贈れる花』『一年中使ってもらえる花』をコンセプトに、かわいい花姿の「ステラ」シリーズが登場。「松本」シリーズの性質を受け継いでいるので、病気に強く、鮮やかな花色も豊富です。花径3cm前後の可憐な半八重咲きの花は、見事に仏花のイメージから脱し、花束やテーブル向けのアレンジメントなどに広く使われるようになりました。

松本シリーズ

ステラシリーズ

そして、ポンポン咲きとしては画期的とも言える、萎ちょう病耐病性を持つ「あずみ」シリーズの誕生です。その花形の特長は、咲き進むほどに際立つ美しさです。中心部の管状花の表情の変わりゆく様子は、黄色の花芯部分を目立たなくさせ、従来のアスターの持つイメージを一新。ふっくらと丸い花形の「あずみ」はくっきりとした美しい花色を演出し、強い印象を残します。

あずみシリーズ

あずみシリーズのアレンジメント

今やお供え花からアレンジメントに、切り花用から花壇用まで、幅広く活用されるアスター。多様なシーンで、多くの方に楽しんでもらいたいという夢が、病気への強さと美しい花色をアスターに授けることとなりました。

あなたが恋人に贈ったパステルカラーのブーケ…そこにアスターは入っていませんか?